おでん缶
おでん缶とは、缶に入れて売られているおでんのことであり、中身は大根、つみれ、こんにゃく、さつまあげ、ちくわ、うずら卵、昆布など、おでんではポピュラーな具材が入っています。
昨今、電車男やヨドバシAkibaなど、話題が豊富な秋葉原がブームとなっていますが、その秋葉原で昨年頭ぐらいから、おでん缶が名物としてブームを巻き起こしています。
普通のおでん缶がなぜ、秋葉原の名物になったのでしょうか。
そのルーツを探り、今現在、秋葉原ではおでん缶はどのようになっているのかについて探ってみましょう。
秋葉原の裏名物「おでん缶」の発祥について
秋葉原の名物おでん缶といえば、チチブデンキのおでん缶になります。
勘違いするかも知れませんが、チチブデンキがおでん缶を製造している訳ではありません。
チチブデンキ前に置いてある自販機にておでん缶が販売しているため、「チチブデンキのおでん缶」と言われています。
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1993年に初めて登場したおでん缶
当時、チチブデンキ前にある自販機では、一般の清涼飲水を販売していました。
しかし、夏の暑い時期が過ぎ寒い季節になると飲料水の売れ行きが悪くなり、寒い季節には温かいものを、と考え売り出されたのがおでん缶でした。
おでん缶製造は天狗缶詰
おでん缶の製造は天狗缶詰です。
天狗缶詰は主に業務用・給食用缶詰、レトルト食品の製造、輸入、販売を手がけている会社です。
現在販売しているおでん缶は「つみれ入りおでん缶」「大根入りおでん缶」「牛すじ入りおでん缶」の3種類です。
3種類共通して入っている具材は、こんにゃく、さつまあげ、ちくわ、うずら卵、昆布になります。
人気順に並べると「牛すじ」「大根」「つみれ」となり、特に牛すじ入りおでん缶は大変人気があり、休日にもなると売り切れてしまうこともしばしばあります。
価格は「大根」「つみれ」が200円、「牛すじ」が250円となります。 |
ブーム以前から元々名物扱いであったおでん缶
チチブデンキのおでん缶は登場して以来、秋葉原に来た人たちにとって、一種の記念品として親しまれていました。
チチブデンキのおでん缶は決してマイナーではありませんでしたが、今現在のようなブームとはほど遠いところにありました。
おでん缶がこのように爆発的ヒットをした背景には、秋葉原がマニア向けの街からマニアのような知識を持たない一般人も楽しむことのできる街へ変貌したことが挙げられるでしょう。秋葉原へ足を運ぶ人が一気に増えたため、名物であるおでん缶を一口味わおうと、皆が押し寄せた結果、テレビやWebで次々と取り上げられ、おでん缶の人気をさらに加速させるような働きかけが行われたからだと考えられます。
以前では絶対に見られるようなことがなかった、一般女性や女子高生がチチブデンキのおでん缶自販機前で記念撮影をするなど、人気は衰えるどころかますます上昇しているといえます。
おでん缶の人気はまだまだ衰え知らず
おでん=寒い冬、という方程式を覆すチチブデンキのおでん缶は、夏の暑い時期でも飛ぶように売れています。
ヨドバシAkibaが開店した昨年9月の祝日連休では、まだまだ残暑が残るなか、3日間で1ヶ月分のおでん缶が完売したという驚きのニュースも舞い込んできました。秋葉原ではおでん缶が売れる、という事実を改めて周囲に知らしめた結果、様々なおでん缶を秋葉原の各地で見かけるようになりました。
銚子風おでん缶や静岡おでん缶
ここ最近、チチブデンキのおでん缶を追いかける形で人気のおでん缶が銚子風おでん缶と静岡おでん缶です。
新名物として名を上げてきています。キャッチフレーズが大変ユニークで、「新名物おでん缶
よく冷えています」と、おでんであるのに冷えていることをアピールしています。また、素朴な疑問に応えますと銘打ったPOP(店頭広告)では、「Q.なぜパソコン屋なのにおでん缶が売っているの??」という問いに「流行だからじゃねえの!?」と自虐的に答えているところに大変ユーモアを感じます。銚子風おでん缶、静岡おでん缶のどちらも大変ボリュームがあり、食べ応えがあります。
銚子風おでん缶について
銚子風おでん缶は2005年末に登場しました。1缶315円。
具材については、卵、大根、にんじん、こんにゃく、さつま揚げ、ちくわ、昆布、いわしつみれなど具材が豊富にあります。
静岡おでん缶について
静岡おでん缶は1缶315円。うずら卵、黒はんぺん、さつま揚げ、なると巻き、糸こんにゃく、牛すじなど具材が豊富にあります。
萌え系イラストの入ったおでん缶「おてんちゃん」
秋葉原新名物(希望)とし、鳴り物入りで登場した萌え系イラスト入りのおでん缶「おてんちゃん」は、2005年12月23日に発売しました。1缶250円。つゆなしなので缶は薄めですが、具材はなかなかしっかりしており、こんにゃく、黒はんぺん、ちくわ、スジ、豚モツ、昆布、うずら卵など豊富にあります。おてんちゃんという割烹着姿の女の子とのイラストが缶の蓋と側面に描かれており、一目見て「あ、おてんちゃんだ!」と気づくはずです。お“で”んちゃんと見間違いやすいので注意しましょう。
秋葉原の最新スタイルとは
いまではすっかり観光名所として有名になってしまったチチブデンキのおでん缶自販機ですが、秋葉の流行スタイルとして「電車男ファッションでヨドバシAkibaに足を運び、チチブデンキの自販機で“おでん缶”を購入し、メイド喫茶でくつろぐ」と、まことしやかに囁かれており、秋葉原ではまだまだおでん缶の人気は衰える事がないことを伺わせます。
秋葉原以外でもおでん缶ブーム!?
おでん缶の人気は秋葉原を飛び越え、日本橋や名古屋の電気街・大須、北海道など徐々におでん缶が全国区になりつつあります。北海道ではブーム以前に普通に販売しているだろうと感じますが、おでん缶ブームにあやかろうということでしょうか。ただ、私見ですがおでん缶は秋葉原で買うのであるこそ意味があり、そのほかの地域で購入しても、それは「ただのおでん缶」なのではと感じてしまいます。
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